<< Prev Page Next Page >>

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


そんなに馬鹿なはずがない

政治上、とくに外交上の決定とか、大会社の経営上の決定とかをニュースで見ることがあって、そういうニュースにはたいてい、決定した側の説明文書、プレスリリースがついている。

たとえば、北朝鮮の核実験が行われたけど失敗だったようです、だとか、GoogleはYouTubeをこれこれこういう理由で買収しました、とか。

それをナイーブに信じて、
「北朝鮮が核兵器を持ってしまった、中国の言うことなんか聞きやしないし、防衛庁もあの国がどう考えてるのか全く把握していない、あの国はいずれ日本に攻めてくる、日本は武装して立ち向かうべきだ」
とか、
「GoogleはYouTubeが著作権問題で訴訟を起こされるリスクまで買ったことにも気づかない愚か者だ」
とか、というのは、自分だけが賢いと信じすぎだと思う。

政治家と官僚や、大企業の意志決定者などは、公表した情報の何千倍もの情報を持っていて、僕たちがちょろっとニュース見て考える何百倍もの時間をかけてそれらの情報を吟味しつくしているだろう。しかも年がら年中そんなことばかりやってるプロフェッショナルぞろいで。

素人の脊髄が思いつく程度のことを思いついてないはずがない。

むしろ、外務大臣や防衛庁が発表するプレスリリースなんか全部嘘だ(ないし、本当のことを一つも言ってない)と思うぐらいでちょうどいいんじゃないか。

外交や企業間の訴訟なんてのは、いかにして結果的に自分に有利な状況に持って行くかというゲームなのに、そこでわざわざ手の内を晒すのは何の得にもならない。たとえば仮に、北朝鮮に各国のスパイがきっちり入り込んでて核実験の様子も手に取るようにわかっていたとしても、それを公表するなんてアホなことをするはずがない。

情報の価値というのは、それを知ってる人数に反比例する。公表した時点で価値はゼロになる。それぐらいの公理もわからない人は「国民の不安を解消するために全てを公開しろ」と息巻く。防衛庁が持ってる機密は国の財産なのだと思えばちょっとは黙るだろうか。

それでも諦めずに「そこに何が起こっているのか」を把握したい場合、プレスリリースを手がかりとするのではなく、実際に起こっている現象を過去から現在までつなげて、推理するしかない。その推理が現象を整合的に説明できれば、「比較的正しい」ということだ。

そんなわけで、かみぽこ政治学とかIsologueにまかせるのが素人としてはスッキリする早道なんじゃないかと思う。


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

この記事に対するトラックバック

トラックバックURL
http://tockri.blog78.fc2.com/tb.php/6-9c432b7a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。