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雑踏のエネルギー

「○×の膨大なエネルギーって、有効利用できないのか?」
という疑問は、素人レベルでもよく起こる問いで、たいていの場合、有効利用するのはなかなか難しい。とくになにかを電力の足しにして電気代を浮かせようとする試みは古来より死屍累々。発電所が供給しているエネルギーってのは想像以上にバカでかいので、ちょっとやそっとのエネルギーでは2桁も3桁も小さすぎて、仕組みを作るコストが全然割に合わないという結果になってしまう。

そんな中、JRが面白い実験をやってるみたい。
改札通る乗客の“重み”で発電、東京駅で実験始まる

東京駅の改札口の床に圧電素子を敷いて、その上を人が通ると重みで発電するという、「そんなアホな…でもひょっとして?」なしくみを思いつくのは誰でもできる。机上で計算してだいたいどの程度の電力が得られるかを見積もることだって、まあできる。ほんとに実験までしちゃうのは、結構すごい。

たぶん机上の計算でも、圧電素子みたいな発電量の小さいモノを電力の足しにするなんて馬鹿馬鹿しい、圧電素子を敷き詰めるコストを何年かかって元取るんだ、てな結果になっただろう。

東京駅のすべての改札口にシートを敷いたとしても、1日の総発電量は「100ワットの電球を十数分間つける程度」
当然そのぐらいのことは実験する前からわかってたはず。

普通の神経だとそこでやめちゃうんだけどこれを実際にやってみちゃうというのがノリが良くてステキ。

得られた発電量と改札口を通った人数から逆算すると人ひとりが床を一回踏みしめたときのエネルギーの平均値がかなり高い精度で求められる。たくさん踏まれまくることによる素子のヘタリ方のデータも取れる。

研究室レベルでは2ヶ月間、延べ数百万人に圧電素子入りの床を踏んでもらうなんて実験は絶対に出来ないからこのデータは、結構貴重だ。

今後、どこかの床に何かを仕込んで雑踏からなんらかの情報やエネルギーを取り出そうとする研究ではこの実験結果が使われることだろう。


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