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好かれる利他的

そりゃそんなの嫌われるだろ。と思ったので。

ワシントン大学の心理学の実験。

実験に参加した者は心理学専攻の学部生たちで、コンピューター・ネットワークを介して他の学生4人と一緒に、あるゲームをするよう求められた。この「他の学生4人」というのは本当は実在せず、コンピューターのプログラムによるものだった。

ゲームでは、参加者1人1人が(実在のプレイヤーも架空のプレイヤーも)、1ラウンドごとにポイントの貯えを与えられる。これらのポイントは、手元に取っておいてもいいし、チームの共有財産として提供しても良い。

チームに差し出したポイントは、額面が2倍になる。参加者はその後、他の4人から供出されたポイントのうち、4分の1までを引き出して個人の貯えに加えることが認められる。ただし、共有財産にポイントを残しておくことで、グループ全体にボーナス点が付く可能性が増すと説明され――ボーナス点の詳細は説明されない――、引き出すポイントを4分の1未満に抑えることが推奨される。ゲームが終了した時点で、参加者たちはそれぞれ、ポイントを実際の商品券に交換できる。
「利他的な人」は嫌われる:実験結果 « WIRED.jp Archives
で、ややこしいからまとめると、
  • 被験者には5人でやるゲームって言うけど実は被験者以外の4人はロボ
  • ロボのうち一人は妙に自分勝手で自分だけ得しようとする
  • 一人は妙にわざわざ損してみんなに得させるような行動をする
さて被験者はどのプレイヤーと次も一緒にゲームしたいか聞いてみた。

自分だけ得しようとするヤツとは当然みんなやりたくないって言う。でもわざわざ損しようとするヤツともやりたくない、と半分以上の人が答えたらしい。
その理由は、「あの人のせいで自分が悪く見える」とか、あの人はルール違反をしているというものだった。利己的でないプレイヤーに、何か裏の目的があると疑う参加者もいた。
「利他的な人」は嫌われる:実験結果 « 2 « WIRED.jp Archives
そりゃそうでしょ。面白いほうの発言「あの人のせいで自分が悪く見える」がとりあげられているけど、ほとんどの人はそういうことじゃなくて「なんか薄気味悪い」と感じたんだろう。行動様式が意味不明だから。自分からわざわざ損しにくるとか、なんか怪しいし、アメリカ人が好きな「フェア」にも合致しない。

また、この実験で、「ボーナス点」というのが実際に加算されていたら、反応は違っただろう。その人のおかげでみんなでどーんと得ができたなら次もその人と一緒にやりたい、と思っただろう。


好かれる「利他的」、もしくは社会や組織が求める「利他的」っていうのは、自分からわざわざ損するだけではなくて、こういう経済ゲームであれば、目先の得をあえて取らないことによりみんなでもっと大きな得をとって自分も得をする、という行動様式であるはず。MMORPGでいえばつまんない壁役回復役をあえて引き受けることでみんなが自由に行動できた結果得られる経験値も多くなる、みたいな(ほんとか?)。

こういう実験結果がでたから「利他的は嫌われる」とか思って引っ込んじゃう人は意気地無し。


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