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地にはりついて生きる

震災について思う事と前から思っていた事、それとdankogaiさんの記事に驚きの記述があったので。

僕は子どもの頃から引っ越し、引っ越しで、いつも「どこ出身?」と聞かれても答えられなくて困っている。大学で家を出てすぐ親が引っ越したりして、「実家」とか「故郷」と呼べる場所もない。今は両親とも亡くなったし。だから、今は福岡に住んでいるけど、たとえばもし福岡が大地震とか原発事故とかで住むのが困難な状況になったら、またどこかに引っ越すのに何の抵抗もないだろう。仕事はなんとか見つけなきゃいけないけど、それも他所に行くこと前提で探すだろう。

別にそこまで破滅的な事が起こらなくても、たとえば自治体が破産して税金やサービス料金がすごい上がったりしたらまあ、当たり前に引っ越すだろう。奥さんも何度も引っ越していて土地に対する帰属感を持たない人種なので、そういう点では我が家は身軽だと思う。

だから驚いた。

住民サービスをぎりぎりまで下げて、住民税をぎりぎりまで上げても、住民が移住してしまえばそれまで。実際2007年に1万2000人だった人口は、現在1万1000人を切るところまで減っています。
404 Blog Not Found:寄稿 - 宋メール連載第三回「地より民を」
えっ…えっ!?夕張市って、たったの1000人しか減ってないの!

…調べた。
資料書式ダウンロード/人口推移 - 夕張市ホームページからダウンロードしたpdfをグラフにしてみた。ぽちっと。
夕張市人口
うわあほんとだ。そして破産する前と後とで傾き変わってない。

直線で減ってるってことは、その時点での人口に対する減少率は年々増加しているってことなので、まあ確かに「減少に歯止めがかからない」みたいな表現は嘘じゃないんだけど、破産っていうわかりやすい事実が人口減少にインパクトを与えてないことは驚きだった。

夕張市の11,000人ほどの人口(少なっ!)はどんな人たちなんだろうと想像してみる。
(A)大好きな自分のふるさと夕張市を再建するために頑張る人
(B)先祖伝来の農地を手放すわけに行かない人
(C)自分で動けない子ども
(D)自分で動けない年寄り
(E)なんとなく引っ越すっていう選択肢が出てこない人
(F)公務員とか仕事上引っ越せない人
(G)田舎暮らしに憧れて外から来た人
ほかにどんなのがあるかな。

(A)はキラキラしててかっこいいし、応援したい。でも本質的には(E)の立派なやつ、というか、自分の人生の選択肢を冷静に並べたときに、「他所で頑張る」より「此処で頑張る」を選んだ人なんだよね。

僕はふるさとという概念がたぶんちゃんと理解できてないので、つい不思議に思ってしまう。なんで出て行かないんだろう。夕張も、福島も。

きっと僕が考えるよりずっと、土地に帰属する意識っていうのは強いものなんだろう。

もちろん、夕張の場合はそれよりずっとずーっと前から人口減少が進んでいるわけで、たぶん一番身軽な種類の人たちは平成2年頃までに出て行き終わってたんだろう。今いるのはそれでも残っている人たちだから、破綻してもそれほど動じず、ゆっくりと町が死んでいくのをじっと見ているんだろうか。

福島からも、身軽な人たちはもう引っ越しただろうか。残るのはどんな人たちだろうか。

まとまらないのでこのままでいいことにする。


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