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国民総背番号制(マイナンバー)を待望しています

マイナンバー法案が着々と進行中のようですね。

政府は国民一人ひとりに番号をふり、年金や健康保険などの社会保障給付と納税を1つの個人番号で管理する「共通番号制度」を2016年から導入する。給付の申請や税の確定申告などが簡単になるほか、税・社会保険料の適正な徴収や給付につながる。行財政を効率化するIT(情報技術)政府のインフラが本格的に動き出す
「マイナンバー」16年から 税や年金手続き簡単に :日本経済新聞


まだ根強く反対してる方もいるけど、国民全員に、一生変わらなくて誰ともかぶらない番号を振るって絶対必要でしょ。

例の「消えた年金5000万件」事件とかも、「誰がいくら納めた」の「誰が」を決定するキーが住所と名前だったから(年金番号なんかちゃんと持ってる人半分以下じゃね?)追い切れなくなっちゃったわけだし。

引っ越ししたときにほうぼうの書類に名前と住所と生年月日書きまくるけど、じゃあ全部違うこと書いたらどうなるのか?実際にうちの2歳の娘に年金の通知が来たのにはびびったよ(多分僕が書き間違って生年が昭和22年になってたんだと思われる)。同じ厚労省管轄の乳幼児医療証もちゃんと発行されてるのに。

乳児なのに年金!あれか、心は大人、身体は子供みたいなやつか!ていうか身体が乳児、身体が老人ってことにされちゃってたんだけどね!

いちいち何度も何度も何度も住所と名前を書き写すんじゃなくて、マイナンバー一つ書くだけでよければ、その番号さえ書き間違えなければ妙な訂正コストも発生しなくなるわけだ。

それに、負の所得税みたいな所得再分配をやろうと思っても、全員の収入がきっちり正確に把握できる状態でないと、家族構成によって、とか、副収入によって、とか、申請書類の虚偽記載とか、抜け道が大きすぎてそれをふさぐためのコストがバカでっかくなってもはや何のための政策だかわからなくなってしまう。

1億人を公平に扱おうと思ったら、一律にID振ってコンピュータを利用するしか方法がないんだって、コンピュータ関係者にとっては自明なんだけど、残念ながらそれ以外の人にとってはそこまで自明じゃないかもしれない。「自分は要らないから拒否できるべき」とか言ってる人もいるし。完全に全員にIDが割り振られてることが重要なので拒否はできないと思うよ。

最初に起こる混乱


で、たぶん、マイナンバーが運用開始になって、全国民にIDが振られて、データがきちんと揃うようになったとき、最初に困る、というか痛いことになるのは厚労省、法務省、総務省あたりだろう。

宮部みゆきの「火車」って小説にあったような他人の住民票乗っ取る方法って、当時たぶん実現可能だったろうから(今は本人確認が結構面倒だけど、それでも上手くやればなんとかできそうだ)。可能なことならやられてるだろう。

いままでの何十年にわたって積み上げられた膨大な汚いデータ。
一人で何カ所もの住民票を持ってる人とか。
生年月日が複数あって何歳だかわからない人とか。
死んでるのに死んでない人とか。
収入の合計と納めた所得税がかけ離れた状態ですでに何十年も経ってる人とか。

そういうのがすごい数出るんだろう。住民票とか外国人に売ったら儲かりそうだから故意にやってる人も結構いるだろう。ヤクザあたりの収入源だったりして。

でも、放っておいても悪化する一方なので、そういう膿出しはやれそうなときにやりきっちゃわないといけない。たぶん日立だかNECだか富士通だかが結構な金額で請け負うんでしょう。儲けも大きいだろうから頑張っていただきたい!

そうそう、そんなわけなので「犯罪の温床になりそうだから、事実アメリカではなりすましで犯罪の温床になってるから反対」っていうのはおかしい。現状のほうが簡単になりすませるんだから現状は既に犯罪の温床になってると考えるべき。むしろ犯罪に使われてることを全く察知できないのが現行システム。マイナンバーはそれをいったんあぶり出すチャンスととらえることもできる。その後どう狙われてどう防ぐかはその後のこと。



気になってた点


法律の細かいところに穴がある、無いについては見つける能力がないので詳しい方にまかせるとして、何も知識のない状態で気になっていたのは2点でした。
  • インターネットから個人情報を照会するサービスがあるのか?それとも個人が見られるのは手渡される番号だけで、他の情報は役所内部だけで使われるのか?
     →絶えずセキュリティリスクにさらされるようなもの、無い方がいいなあ。
  • どの情報にマイナンバーをつけるのか?企業が、たとえばTカードの登録申込書にマイナンバーを書かせるようなことはできるのか?
     →各企業が好きなようにマイナンバーを使い出したら、結局どこか弱いところから決壊するわけで。役所関係だけしか使っちゃいけないようになってて欲しいなあ。


で、法案の概要っていうのが公開されているのでざっと読んでみた。
マイナンバー法案概要(pdf)


インターネット照会サービス


一番最後のページの「導入に向けたロードマップ」に、情報提供ネットワークシステム、マイ・ポータルの運用開始って書いてあった。

ああ、あるのか…まあね、そりゃあるよね…多分ほとんど使わないけど…まともな利用者よりクラッカーのほうがアクセス多そうだけど…

利用範囲


「利用範囲(第6条)」に、
  • 年金の資格取得・確認、給付を受ける際に利用。
  • 雇用保険等の資格取得・確認、給付を受ける際に利用。ハローワーク等の事務等に利用。
  • 医療保険等の保険料徴収等の医療保険者における手続、福祉分野の給付、生活保護の実施等低所得者対策の事務等に利用。
  • 国民が税務当局に提出する確定申告書、届出書、調書等に記載。当局の内部事務等に利用。
  • 被災者生活再建支援金の支給に関する事務その他地方公共団体の条例で定める事務等に利用。
とあって、まあお役所系でいろいろ使うよね、それはそうだ、と思いつつ、「個人番号及び法人番号の利用の基本(第3条)」を見ると
  • 個人番号を用いて収集され、又は整理された個人情報が法令に定められた範囲を超えて利用され、又は漏えいすることがないよう、その管理の適正を確保すること。
とあるので、たぶんお役所系以外では利用しないというのが前提になるんだろうと読み取った。この辺はそのうちどなたかが解説してくれるでしょう。

「個人番号及び法人番号の利用の基本(第3条)」には
  • 個人又は法人その他の団体から提出された情報については、これと同一の内容の情報の提出を求めることを避け、国民の負担の軽減を図ること。
ていうのも書いてあって、あのバカみたいな住所名前住所名前住所名前写経大会を廃止してくれるようなので、そうそうほんとそれ大事だからちゃんとね、と思った。いや面倒だからって意味じゃなく(それもあるけど)、ゴミデータが出来ない=システム全体として破綻がないために大事だから。

あとは、これからは国が各個人の収入や税収を細かくコントロールできる力を持った状態だということを踏まえたうえで、無茶なことをしそうな人を選挙で選ばないようにしないとね。そのためにも選挙の時にインターネットで情報収集、評価できるようになるのはものすごく重要。テレビや新聞なんか絶対そんな速い流れについていけないから。


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Google ReaderからLivedoor Readerに引っ越すための操作


Google Readerが終わるということなので、以前使っていたLivedoor Readerに引っ越しますよ。キーバインドがGoogle Readerと同じなので、だいたい同じ感覚で使えるし(たしかGoogle Readerのほうが後発だったんだけどねー)

Googleから購読データをエクスポートして、Livedoorにインポートすればいいのさ!っと、ちょっと分かりにくいね。というわけで、ざくざくっと手順を書きますよ。

Google Readerの購読記事をエクスポート


Reader画面の右上アイコンから「リーダーの設定」をクリック
01.jpg

「インポート/エクスポート」タブで「Download your data through Takeout」
02.jpg

「データエクスポート」が完了するのを待って「アーカイブを作成」
03.jpg
Googleアカウントのログインを求められたらパスワードを入力して。

「データエクスポート」で「ダウンロード」
04.jpg
Googleアカウントのログインを(略)

ダウンロードされたアーカイブからOPML形式のファイルを取り出す


ダウンロードしたzipファイルを開いて、中を見ると「subscriptions.xml」というファイルがあるので、それをデスクトップかどこかへコピーしておく。
05.jpg

Livedoor Readerでデータをインポート


Livedoor Readerのアカウントはみんな持ってるよね!さくっとログインして、右上の「設定変更」。
06.jpg

で、インポート。
07.jpg

「ファイル選択」のところでさっき保存した「subscription.xml」ファイルを選択してアップロード!
08.jpg

すると、ちゃんとフォルダ構成も保ったまま、購読していたRSSがずらっと表示されます。うれしいね!
09.jpg画面の一番下で、既読扱いにする条件を選んでから「インポート」。

めでたし。


はてブボタンのオプトアウト対策をしました

最近話題のはてブボタンのトラッキング問題で、オプトアウト対策しました。一応プログラミングとかのことを載せてるブログとしては。流行に乗る感じで。

はてなブックマークボタンは2011年9月1日より行動情報の取得をしている - ARTIFACT@ハテナ系

はてブのトラッキング問題で、はてなはアドバンテージを失った - 萌え理論Blog

はてなブックマークボタンのトラッキング問題で高木浩光先生が決別ツイートをするに至った経緯まとめ - NAVER まとめ

はてなブックマークボタン(この記事の上下にも表示されてるB!マーク)は表示するだけでマイクロアドにトラッキングデータを提供しちゃってるぞ許せねえ!という話題です。

そしてこのNAVERまとめも表示しただけでマイクロアドにがんがんデータ送信されちゃってるというこれは皮肉?

広告の仕組み

マイクロアドって会社はユーザの行動追跡データを元に効率よく広告を表示するサービスをやっている。その仕組みはこう:

  1. パートナーサイトでマイクロアドのjsファイルを読み込んでもらう
  2. マイクロアドはCookieごとにIDを発行して、jsファイルが読み込まれるたびにそのIDと表示したサイトを関連づける
  3. これを続けていくと各個人ごとに「にちゃんまとめと日経BPと○○さんのはてダをよく見ている人」とか「○○系のエロサイトと××系のエロサイトを毎日巡回している特殊性癖の人」というふうにWeb閲覧傾向を収集することができる
  4. マイクロアドで広告を表示するサイトでは、その人のWeb閲覧傾向に沿った広告を選択的に表示できるためクリック率が上がってアフィサイトも広告主も嬉しい

マイクロアドは広告屋さんなので、収集した情報から個人を特定するような使い方は(たとえばはてダの管理画面とかはURLにユーザ名が入ってたりするので技術的には可能だけど)多分していないでしょう。(法律違反が怖いから)

なにがいけないのか

このマイクロアドの仕組み自体が悪いってわけじゃないんです。各大手パートナーサイトはちゃーんと「プライバシーポリシー」っていう誰も読まない文書を公開して、閲覧履歴を広告に使うことをちっちゃく明記しているから合法です。

それでもなんか気持ち悪いという人のためにオプトアウトの方法も目立たないように公開されています。
MicroAdの広告をご覧のお客様へ←ここへ行って「オプトアウト」ボタンをクリックすると収集されなくなるそうです。とりあえず僕はクリックしました。

でもこの「とっくりばー」は?そんなプライバシーポリシーの文書なんてありませんよ?ほとんどのブログにはそんなものないでしょう。

僕がしたことははてなブックマークボタンを設置しただけです。マイクロアドのパートナーサイトになった覚えはありません。

また、はてなブックマークボタンのプライバシーポリシーに同意したのは僕です。実際に行動追跡データを送信されてしまうこのブログの読者ではありません。

しかも以前ははてブボタンを表示しただけでマイクロアドに行動追跡データを送信されるなんてこと、はてブボタンの文書には一言も書いてなかったそうです。そんな機能ついてなかったから。(まあ僕は知らなかったけど!)後出しなのがひどい。

当然、はてブボタン経由でマイクロアドへ行動追跡データが送られて、なにがしかの利益(直接お金でなくても)がマイクロアドからはてなに支払われるんでしょうが、そんなのおかしいよ!だって僕のブログの閲覧履歴を提供してるのになんではてなが儲かるの。いや、このブログのPV数がどうのという話じゃなく。そらまあすんごく少ないわけだけど。

というわけでオプトアウト

といったわけで、ちゃんとこちらのサイトの案内にしたがって、オプトアウト版のはてブボタンを設置しました。マイクロアドへのアクセスが行ってないことも確認しました。
はてなブックマークボタンの作成・設置について

追記

はてなが対応してくれたようです。結局マイクロアドへの送信を全部やめる、と(つまり僕の作業が無駄になりました)。近藤社長名義での平謝りの文章です。はてならしいフランクさです。

ブックマークボタン本来の目的は、「ブックマーク数が分かる」ことと、「簡単にブックマークできる」ことです。このボタンの表示から得た訪問者の行動情報を第三者に提供することは、ボタン本来の目的から考えて間違った情報の使い方でした。
はてなブックマークボタンから収集した行動情報の第三者提供をやめます

それにしてもかさにかかってさらに叩く人の多いこと多いこと。落ちたものをさらに叩くのはマスゴミにかぎったことじゃないようです。


はてぶスパム

最近はてなブックマークで、ブックマーク数が異常なんじゃないかと思える記事がちらほらとないですか?

なんか明らかに内容が薄いのに1000以上のブクマを集めてて、ホッテントリだからって読みに行ってコメントつけるひとがいて、どんどん増えていく。ブログ全体の記事数みたら・・・いやいやいや記事数10以下って。
(あえて名前は出さない、リンクも貼らない)

これはアカウント大量取得の自動登録とかかと思ってコメント無しのブックマークしてる人をいくつか見てみても、機械っぽいあからさまな感じは受けない。

で、よく見ると、ページの下の方に有料テンプレートの宣伝。

有料テンプレートを買った人向けにあらかじめコツコツと大量取得してたサクラのアカウントでじゃんじゃんブックマーク付けてくれるサービスなんじゃないかと疑うけど証拠も(時間かけて探せば見つかるかもしれないけど)ない。そんな商売…いや、成り立ちそうだよな…

テンプレート屋さんのサイトを見てみたらテンプレートの内部SEOがすごいからそれだけでアクセス数が延びますみたいに書いてあるけど、そんなあほな。今どきの綺麗なHTMLぐらいそこら中にゴロゴロしてるのに、そこだけそんな延びるとか非科学的すぎる。どう考えても何かしてるはず。

というか、はてブを一方的に利用してる?

ためしにlivedoorクリップで検索してみたらクリップ数1とか2とかばっかり。つまり普遍的に良記事だから読まれてるわけじゃなくて、はてブだけの現象。

こういうの、はてなから対策とられたりしてどうなるのか今後目が離せない。


好かれる利他的

そりゃそんなの嫌われるだろ。と思ったので。

ワシントン大学の心理学の実験。

実験に参加した者は心理学専攻の学部生たちで、コンピューター・ネットワークを介して他の学生4人と一緒に、あるゲームをするよう求められた。この「他の学生4人」というのは本当は実在せず、コンピューターのプログラムによるものだった。

ゲームでは、参加者1人1人が(実在のプレイヤーも架空のプレイヤーも)、1ラウンドごとにポイントの貯えを与えられる。これらのポイントは、手元に取っておいてもいいし、チームの共有財産として提供しても良い。

チームに差し出したポイントは、額面が2倍になる。参加者はその後、他の4人から供出されたポイントのうち、4分の1までを引き出して個人の貯えに加えることが認められる。ただし、共有財産にポイントを残しておくことで、グループ全体にボーナス点が付く可能性が増すと説明され――ボーナス点の詳細は説明されない――、引き出すポイントを4分の1未満に抑えることが推奨される。ゲームが終了した時点で、参加者たちはそれぞれ、ポイントを実際の商品券に交換できる。
「利他的な人」は嫌われる:実験結果 « WIRED.jp Archives
で、ややこしいからまとめると、
  • 被験者には5人でやるゲームって言うけど実は被験者以外の4人はロボ
  • ロボのうち一人は妙に自分勝手で自分だけ得しようとする
  • 一人は妙にわざわざ損してみんなに得させるような行動をする
さて被験者はどのプレイヤーと次も一緒にゲームしたいか聞いてみた。

自分だけ得しようとするヤツとは当然みんなやりたくないって言う。でもわざわざ損しようとするヤツともやりたくない、と半分以上の人が答えたらしい。
その理由は、「あの人のせいで自分が悪く見える」とか、あの人はルール違反をしているというものだった。利己的でないプレイヤーに、何か裏の目的があると疑う参加者もいた。
「利他的な人」は嫌われる:実験結果 « 2 « WIRED.jp Archives
そりゃそうでしょ。面白いほうの発言「あの人のせいで自分が悪く見える」がとりあげられているけど、ほとんどの人はそういうことじゃなくて「なんか薄気味悪い」と感じたんだろう。行動様式が意味不明だから。自分からわざわざ損しにくるとか、なんか怪しいし、アメリカ人が好きな「フェア」にも合致しない。

また、この実験で、「ボーナス点」というのが実際に加算されていたら、反応は違っただろう。その人のおかげでみんなでどーんと得ができたなら次もその人と一緒にやりたい、と思っただろう。


好かれる「利他的」、もしくは社会や組織が求める「利他的」っていうのは、自分からわざわざ損するだけではなくて、こういう経済ゲームであれば、目先の得をあえて取らないことによりみんなでもっと大きな得をとって自分も得をする、という行動様式であるはず。MMORPGでいえばつまんない壁役回復役をあえて引き受けることでみんなが自由に行動できた結果得られる経験値も多くなる、みたいな(ほんとか?)。

こういう実験結果がでたから「利他的は嫌われる」とか思って引っ込んじゃう人は意気地無し。


進化の袋小路

とても良いものができると、流行って、それを作る人、消費する人が増える。

人が増えると競争が起こって、もっと良いもの、他にないもの、ニッチなものが生まれていく。

やがて流行が終わり、潮が引くように人が減っていくと、それまでの需要を維持するために、もっともっと良いもの、もっともっと珍しいもの、もっともっとニッチなものが生まれる。

そこが進化の袋小路になることがある。

例えば探偵小説。最初は名探偵が見事な推理で悪い犯人をやっつける気持ちよさで一気に大流行して「本格推理小説」というジャンルが生まれた。やがてそれが一巡りして飽きられると、さまざまな亜種が発生して、探偵が犯人だったり、被害者が犯人だったり、ヤスだったり、読者が犯人だったり、犯人がいなかったり、事件が起こらなかったり、しまいには、探偵自身が「自分は今探偵役をやってるがそれは犯人がいて物語の要請が云々」とメタ方向に悩み始めちゃったりするようになってしまった。

探偵小説読みはそれまでの知識の下積みがあるからそういうのもおもしろがるけど、本来の小説の価値観だったはずの「面白さ」がどっかいって、「どこのどれにも似ていないこと」を追求しなきゃいけないって時点でジャンルとしてはだいぶ苦しい。それでも苦しい中からまた突破口が開けたりするから、終わってるとまでは言わないけど。苦しそう。


たとえば博多ラーメン。みんな固ゆでが好きなんだって。「ふつう」「かため」「バリかた」「ハリガネ」までは聞いたことあったけど、今日教えてもらったのは「粉落とし」と「生」。

…茹でろよ。


たとえば現代美術。…ごめんなさい美術詳しくないんだった。でも、誰でも気軽に写真が撮れるようになった時点で、写実の技術を追求していた人たちはどうしようもなく絶望したんだと思う。その後、印象派とか、各種何とかイズムとか各種抽象画を経て、どんどん「具象から抽象」要するに「わかる人にしかわからない」を追求していって、自然のランダムを追求しすぎて、でかいキャンバスに絵の具ぶちまけるとかしかなくなっちゃって、一巡りして、美術展に便器一個出展する人とか出てきて、ジャンルとしてはやはり苦しい状態なんだと思う。


そういう袋小路っぽい現象に共通するのは、「人が減っていく過程で生まれてくる」というところ。そんなのに比べたら、ガラパゴスとかいってさんざん自ら卑下してる日本のケータイなんてかわいいもんだ。だってあんなに機能詰め込んでるのはやっぱりすごいことでしょ。お財布ケータイだって携帯音楽だって、なんだかんだでまだ多くの人に受け入れられてる。(ワンセグはそうでもないか。)


さて、とりとめもないけど、名古屋の食べ物は袋小路にはまりそうではまらない。名古屋人というのは、うまいかまずいかはおいといて、とりあえず目についた食べ物同士を掛け合わせないと気が済まない性質がある。二種で足りなきゃ三種でも四種でも掛け合わせる。

その中から、なぜか、そこそこ旨いものがたまに出現する。
どれがその「旨いもの」かについては言及しない。お、小倉パンとかな。

そういうカルチャーでは、局所最適の穴に陥ってしまう前に、突然変異的に別の個体がどんどん生まれるため、みんなが一つの穴にはまることがない。

それが、名古屋の食べ物がみんなで一緒に袋小路にはまることがない代わりに、同時に、極限の洗練のような最上級の食べ物が生まれない理由なんだと思う。

名古屋の話かよ!


くたばりつつある足かせ

HTML5+CSS3入門
HTML5の登場で、ずっと前に書いたことが(くたばれ足かせ - とっくりばー)現実になってきていてうれしいよ。

別にぼくが何かした訳じゃないけど。

HTML5のサポート状況も、使用の決定状況も、まだ楽観は出来ないけど、はやくワーキングドラフトで示されたいろんなものが使える日が来るといい。
HTML5!-とっくりばー


いろんなものがTwitterに群がり何が起こるだろう

Twitterドラマ見逃しったー

そりゃまあ、Twitterでうまいこと商売できたよ!っていう人がいっぱい出てきてるし、常駐する人がどんどん増えればそれだけ、広告メディアとしての価値が上がるわけだから、広告屋さんとしてやることはひとつ。Twitter人口を増やす事なわけなんだろうね。

テレビCMで「続きはWebで!」ってやるより、ついったーにリンクがひょいっと出てきた方が、そのWebサイト見に行く障壁はずっと低いよねとか、そんな当たり前の力学に基づいて、あんまりひねりとか無くせっせと広告屋さんががんばっている。まさに王道。

そうやって今日本でTwitterやってるのはネットユーザーの8%だそうだけど、これが20%とかにもしなってくると、どうなるんだろう。今は新しい価値観に自分を慣れさせるのが上手な人ばっかりだけども、そうじゃない人がどんどん増えてくると、Twitterはどんどん昔のWebに近い方向に変わっていくだろうし、うん。どうなんだろうね。


スパコン仕分けのこと

理化学研究所のスーパーコンピュータープロジェクトが事業仕分けで予算を減らされそうだっていう話。

ノーベル賞の先生方が主張するとおり、科学技術ってある程度お金突っ込まないと終わってしまうのは確か。

江崎氏は日本人にノーベル賞受賞者が少ないことを引き合いに、「日本の科学技術は一流ではない。ここでお金を出さないとますます悪くなることは明らか」と皮肉交じりに話した。
ノーベル賞受賞者らが仕分け批判で集結 「世界一目指さないと2位にもなれない」 - ITmedia News
でも、年間1200億円を理研のスパコンだけに突っ込むのは日本の科学技術を支える方法なのか?という疑問には先生方は答えてくれてない。というか、先生方そのへん興味なさ過ぎじゃない?世界的な業績を上げる一方で、ままならないことも多々あった記憶から日本に対して言いたい事がたまってたのを今言ってるみたいな印象。

1200億のうちどれぐらいの割合が富士通の売上と天下り役人の退職金に貢献してるるのかってのも気になるところ。ちゃんと学者に分配されてないんじゃない?
きのうはノーベル賞受賞者6人が首相官邸を訪れて抗議したそうだが、小柴昌俊氏は「科学予算のうち、科学者に来るのは1割ぐらいしかない」と訴えたという。
民主党の意図せざる革命 - 池田信夫 blog
先生、それ事業仕分けへの反論になってないw
それはともかくもっと科学技術が進歩する税金の使い方をしてほしい。一流の学者先生にはどんどんお金持ちになってもらいたい。プロ野球の3割バッターが年俸1億稼ぐみたいな感じで、どーんと。そしたら優秀な人たちがそれになりたがるでしょう。

今政権が変わって、先生方をイラつかせてた官僚主義をなんとかしようと政府がいろいろ藻掻いてるこの機会、先生方の発言力をうまく利用して立ち回れば、日本の科学技術を発展させるのにもっと最適な予算の使い方が作れるんじゃないだろうか。


あと、もし自分がスパコンの研究をするんだったら、富士通とかNECにおんぶにだっこでやる「世界最高のスパコン単体」よりも、「コモディティ化した部品だけを使って汎用スパコンを作る世界最高の方法」のほうが楽しそうだなあと思った。そのほうが、InterやAMDが勝手にスパコンの性能向上に貢献してくれるから自分が頑張る範囲が狭くてよさそうだし、そのほうが世界に対してインパクトがありそう。地球シミュレータの2倍の性能のスパコンが1台あるのより、地球シミュレータの半分の性能のスパコンが日本中の、ちょっと大きい企業ならどこにでもあるってほうが、日本経済の競争力はずっと高まりそう。そんなとこまでいけたら僕ライセンス料だけで億万長者ウハウハ。って夢もあるし。



ちょうと同じ時期に、GPUをたくさんつなげてFLOPSだけなら日本最高速を実現しちゃったぜっていうニュースが出てきて空気読めよって感じなんだけど、
浜田助教らのスーパーコンピューターはGPUを760個並列につなげたもの。1秒間に158兆回の計算ができ、国内最速の「地球シミュレータ2」の同122兆回を上回ったという。
国内最速のスパコンを長崎大学が3800万円で開発してしまった件:アルファルファモザイク - 2ちゃんねるスレッドまとめブログ
ていうか、地球シミュレータはベクトル型で条件分岐にも強くて複雑なシミュレーションもできるのにあの性能が出ててすげーって話なので、単純にFLOPSだけの話ならずっと前から東大のGRAPEに抜かれてたわけで。

それから、とりあえず池田信夫氏はあまりにもあんまりだと思った。
先日の「事業仕分けという人民裁判」という記事に対して、民主党関係者から「誤解があるようなので、現場を見ていただきたい」という申し入れがあった。せっかくのお招きなので、きょう3セッション見学した。

結論からいうと、「人民裁判」は言い過ぎだった。
民主党の意図せざる革命 - 池田信夫 blog
とさくっと前言を翻したその記事で
国内最高速のスパコンが3800万円でできる時代に、それと大差ないマシンに1200億円もの税金を投入することは正当化できない。
民主党の意図せざる革命 - 池田信夫 blog
と、また新聞記事の表層だけにあっさり釣られて反省とか無いのかと。大差なくないよ!全然違うよ!


オレのGMail設定

結構長い間Thunderbirdを使ってかなりの試行錯誤をしてきたけれど、最終的に結局、Google Chrome+GMailを使うことにした。
GMail受信トレイ
いろんな追加機能を入れても、サーバー側でいろいろやってくれるだけで手元のPCが重くならないのがいいところ。オフライン機能のおかげでネットワークにつながってなくても過去メールがだいたい見られるし。

Google Labsの追加機能で使っているのを僕にとっての重要度順に並べると、
1. マルチ受信トレイ(受信トレイの右や下に、別のリストを表示する)
2. オフライン(ネットワークにつながってなくても過去メールが見られる)
3. スーパースター(重要度を表すスターを12種類まで使えるようになる)
4. クイックリンク(検索フォルダみたいなもん)
5. Googleカレンダーガジェット
6. 既読ボタン(「既読にする」ボタンが現れる)
7. タイトルバーの表示変更(<title>タグを変更して未読数が見やすくなる)
8. Muzzle(ステータスメッセージ非表示)
と、結構いろいろ入れてるほうかな?

これら全ての拡張機能の根幹となるのは、GMailのメール検索機能。普通にキーワードで探すことももちろんできるけど、詳細検索の使用 - Gmail ヘルプのリファレンスを参考に
・「l:ラベル名」で、ラベル検索
・「in:inbox」で、受信トレイの中だけ
・「-is:spam」で、スパム以外
・それらすべての組み合わせ(ORも使える)
さらに「スーパースター」を導入することで、赤スターとか赤エクスクラメーションとかスターの種類によっても検索できるようになる。超強力。

さらにそんな面倒な検索条件をいちいち入力するのもあほらしいので、「クイックリンク」でよく使う検索条件を保存しておく。ステキすぎる!また、それよりもっとよく使う検索条件は、マルチ受信トレイに登録して、最初から一覧画面に出しておく。ハラショー!

いちいち全ての受信メールに案件名のラベルつけるのなんて面倒くさいけど、たとえば「黒霧島」って案件があったとすると、「l:黒霧島 OR 黒霧島」って検索条件をクイックリンクに保存しておけば、タイトルや本文に「黒霧島」が含まれるメールは何もしなくても検索でひっかかるので、それ以外のメールに対してだけ、「黒霧島」ラベルをつけるようにすればいい。ラクちん。あと、スターをつけておけばマルチ受信トレイの「重要」リストに勝手に入ってくれて無くならない。

使いこなしてる人にはあったりまえなこんな話、今更なこんな話だけど、ここまで来るともうOutlookやらThunderbirdには戻れない。というわけでThunderbirdは現在POPサーバーに届いたメールのダウンロードツールに成り下がっている(迷惑メールフィルタがついてるのと、将来また乗り換えたくなったときのために)。



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